やる気をどう維持するか

2011.06.27

誰かに関心をもたれていると思うことだ。資格試験などの場合、勉強をしていることを周囲に内緒にしている人も多いかもしれないが、誰にも知られずにひっそりと、というのではやる気の維持は難しい。誰か応援してくれる人がそばにいるとか、内緒で同じ資格試験の勉強をしている仲間(兼ライバル)がいるとかで、自分の勉強がどのくらいはかどっているのかが気にかけられていると思うと、やる気が湧いてくることだろう。そして、みんなで勉強をしている感覚をもつこと、勉強している仲間と一体感をもつことだ。私が灘高時代、みんなで合格することで東大合格者数日本一の座を守ろうとした話を紹介したが。同じ司法試験予備校の仲間で、みんなで受かろうなどと考えられれば、一人だけ勉強しないわけにはいかないし、やる気が維持される。これらのやる気の処方箋は、心理学や精神医学的な理論の裏づけがきちんとあるものだから試す価値は十分あるはずだ。ここであえて強調したいのは、やる気一つとっても、こんなに多くのそれを引き出すテクニックがあるということだ。そして、人間というのは、個人差があって、何がきっかけでやる気が出るかわからない。だから一つ目のテクニックであまりやる気が出なくても、別のやり方でやる気が出ればいい。そのあたりを念頭に置いて、いろいろと試しながらやる気を維持できれば、勉強の成功にも脳の老化予防にも必ずつながるはずだと、精神科医の立場からも強調しておきたい。