看護師は、物理的傷害が起こるのをおさえる

2011.09.05

自殺の恐れのある患者を保護し、殺人傾向の者が他者を傷つけないように守るのは、基本的看護における保護的機能のきわだった例である。患者が伝染性の強い病気の場合、看護師自身をも含めて他人を守るには多くの時間を要するので、伝染病病棟の看護ケア時間は他の病棟にくらべていつも長い。たとえば墜落のような機械的損傷、火傷のような物理的危害、毒性化学物質、動物や昆虫の害、環境の常在性病原微生物などから自分を守ることができるように患者を助けることは基本的看護の一部である。安全教育はすべての看護教育に含まれているべきである。看護師が、家庭で看護をしていようと、学校にいようと、また事業所や保健施設で働いていようと、彼女は事故防止に役だつ立場にある。看護師がエンジニア、教師、主婦などとこれまで共に仕事をしてきていれば、家庭の事故防止計画はもっと効果をあげていただろう。適切な施設管理は環境の危険を大幅に少なくする。しかしながら、病院の技術部門やハウスキーピング部門がどんなにすぐれていても、看護職員に依存するところがどうしても多い。いつも患者と共にいるのは看護師である。であるから、医者は“抑制”などの保護的手段や自殺傾向のある患者の場介の常時つきそいを指示するにあたり、看護師の観察を大いに頼りとする。患者にとっての看護の利用可能性が高ければ高いほど、できれば避けるべき身体抑制を患者は必要としなくなる。看護師は、物理的傷害が起こるのを最小限におさえるような建物の構造、設備の購入、維持の方法を促進する立場にある。

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