結婚までの腰掛けのつもりではない

2011.08.04

結婚する際、男女の問で争点となるテーマのひとつに女性の仕事がある。結婚したら当然のように、「仕事を辞めて家庭に入ってほしい」という男性がいる。夫婦が同等である以上、妻だけが仕事を捨てなければならないとする意見に説得力はない。これは夫婦がともに担っていくプロジェクトの決定という重要事にもかかわってくる問題である。夫婦のプロジェクトを一致させるか共存させるか。一致させるとしたら、どちらのもつプロジェクトに決定するか。夫婦が同等の原則に立てば、妻のプロジェクトを選択する可能性も当然あるわけだ。夫が「仕事を辞めてほしい」というのは、妻にとっては「プロジェクトを放棄せよ」といわれたのと同じである。彼女は何も結婚までの腰掛けのつもりで仕事を続けてきたのではない。キャリアをもち、高める権利はもちろん女性にもある。自分の仕事を辞めて、夫のプロジェクトをともに担っていくのか、あるいはそれぞれのプロジェクトを協力し合いながら、ともに育てていくのか。双方が納得する結論を得るためには、走り出す前に十分お互いの考えを示し合い、議論を尽くすことが必要だ。

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