「世界の小澤征爾」は、日本では変わり者扱いされてつぶされ、アメリカで才能・個性を愛され大成しました。世界の小澤は、学校のゆとりの教育で真の創造性を発揮した結果、誕生したのでなく、日本で普通のつめこみ教育を受け、家庭の影響と個性を大切にするアメリカ社会が育てた、ともいえます。また中国の「日本人は一人一人は虫だが、十人集まると龍になる。中国人は一人一人は龍だが、十人集まると虫になる」との評し方は、まさに言い得て妙な例えです。文科省は、社会の慣習や風土をそのままに、学力を下げてまで、ゆとりのある生活を子供に与えることだけで、小澤征爾のような世界に認められる創造性や個性を、この日本で育てられると思っているのだろうか。私は、吉田松陰や福沢諭吉の言を待つまでもなく、文系的な真の学問の力なき者が、世界の舞台で、創造性や個性を発揮できるはずがない。そして、自国の文化や国を愛する真の和魂漢洋才の学問こそが、日本人らしい創造性を生み出す、と確信している一人です。