交際期間は短いほどよい

2011.05.18

交際期間中のある女性の父親から仲介者に抗議がきました。「交際してからきめたいというので、もう何回か娘を会わせてやったのに、一向にはっきりした返事がもらえない。タラタラとつきあわされたうえで断わられたら娘もかわいそうだし、あとの縁談にも差し支えるではないか」というのです。見合い後の交際期間か長びくと必ずこんなトラブルが起こります。それを防ぐためには二ヵ月とか三ヵ月間というように交際期間をはじめから限定しておけばよいのですが、実際にはなかなかむずかしいものです。だいたいこの種の交際は長いほうがよくわかるとはいちがいにいえません。完全に相手を理解できたというのは、十年、二十年連れ添った夫婦ではじめていえることで、短期間に相手を完全に知ることはとうてい不可能です。ですから、交際してみてから、ということは相手を完全に知ることではなくて、その人のアウトラインをつかみ自分と性が合うかどうかを感じとるための方法なのですから、交際期間はなるべく短いほうが相手のためばかりでなく、自分のためにも利益であることを仲介者は教えておく必要かおりましょう。ただ、それとなく交際しているうちに二人の間に、恋愛感情が芽生えてくる場合もけっして少なくおりません。そうなればアバタもエクボに見えてきて、多少の欠点などは気にならなくなります。交際期間とは、相手を知る期間であるとともに双方の心を近寄らせるための期間でもあるのですから、ある一定期間交際してみて、少しもそういう感情が湧き起こらない場合は、やはり打ち切るように仲介者は忠告すべきでしょう。