ビニールクロスを貼るくらいだったら、「エクセラージュ神宮前」ほか、東高ハウスグループの「アピカ成城V」(売り主:東高、設計:アトリエモルフ建築事務所、施工:辰建設)や「アピカ野方」(売り主:アピカ、設計:小池秀夫建築都市研究所)で実践しているように、いっそのことコンクリートむき出しの壁のほうがよい。いわゆる「コンクリート打ちっぱなし」という内装だ。コンクリートという素材の地肌がそのまま露出するというのは、力強さと柔らかさを兼ね備えた不思議な魅力がある。だが現実には、地肌むき出しや塗装仕上げに耐えられるほど、平坦なコンクリートの壁面を作れない建設会社も多いようで、多少の凸凹は厚手のビニールクロスを貼ってごまかすというスタイルがはびこっているのだ。