地上に降りた4輪の飛行機

2011.11.08

武装中立で東西冷戦の時代をのりきったスウェーデンでは、国防のために兵器の多くを自国で開発しています。近代戦争に欠かせない航空機も例外ではありません。航空機会社のサーブがその任にあたっています。サーブの軍用機は、その時代に合せた性能ながら、ユニークなアプローチをしています。超音速戦闘機のドラケンは大きな一二角翼機です。次に開発されたビゲンはダブルデルタという形式です。基本は途中で角度が変わった三角翼ですが、その前に小さな三角翼が付いています。

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離陸距離の短縮や空中機動性に優れた特性となっています。この形式は1990年代になってから他国で採用することになったもので、サーブの先進性を現しています。さらに、ビゲンの垂直尾翼は途中から横に倒れるようになっていて、岩板に作られた秘密格納庫にも入れられます。また高速道路でも着陸できるように旅客機同様スラストリパーサー(逆噴射)も付いています。こうしたユニークなアプローチをするのも、目的がはっきりしているからです。サーブが作るクルマも、目的に対して正面から取り組むからスウェーデン的なのです。