「無保険車傷害保険」は、自動車事故によって契約車に乗っている人が死亡または後遺障害を負った場合で、加害者側の車が対人保険に加入していないなどの理由で十分な損害賠償が受けられない場合に支払われる保険です。支払われる保険金額の上限は、対人保険の契約金額と同額(無制限の場合は2億円)となっており、対人保険をかけると自動的にセットされるので、契約者としては選択の余地はありません。無保険車には、(1)対人保険がついていない車、(2)対人保険はついているが、保険契約に違反しているなどの理由で保険金かおりない場合、(3)対人保険はついているが、その保険金額が被害者の損害金額を下回る場合、(4)当て逃げなどで相手がわからない場合、の四つのパターンが考えられます。こうした車との事故に遭遇したときに、頼りになるのが無保険車傷害保険なのです。ただし、保険の契約内容によって、「被保険自動車に搭乗中の事故」のみに支払われる場合と、「被保険自動車に搭乗中、および歩行中や自転車乗車中の事故」に支払われる場合の2パターンがあります。たとえば、高速道路の路肩でパンクしたタイヤを交換しているときに無保険車にはねられたようなケースや、子供が通学中にひき逃げされたようなケースだと、「被保険自動車に搭乗中の事故のみ」という条件の保険では保険金が出ません。この差はとても大きいので、特にお子さんのいる家庭などでは、どちらのパターンなのかをよく確認しておくことをお勧めします。
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