大学の教師は、学生を終えてからだいたい十年間、研究=準備期間を無給で過ごします。あるいは、授業料を支払い、研究に先行投資します。これをへないで教師になった人は、ちょっとダメです。研究能力に欠けるところがあります。そして、三十〜三十五歳で教師に採用されますが、よほど優れた人でないかぎり、四十〜四十五歳までは、海のものとも山のものともわかりません。だから、この十年間は、研究成果の猶予期間とみなして身分保障をしたらいいでしょう。この十年間にさしたる成果が上がらなかった人は、研究職を辞してもらうほかありません。ここに一つの大きな任期の壁を設定します。そして、一定の研究水準が認識されたものは全員、フリーエージェント制に移行します。入札制度ですね。単年契約か、複数年契約かは、研究者と理事者側の交渉次第です。必要な人が、必要な大学へ、が原則になります。大変な手続きがいるように思われるかもしれませんが、契約対象者が何万人いようとも、コンビュータで簡単にできます。ただ誤解されるといけませんから、一言いいますが、アメリカの大学の教師と日本の大学の教師の水準は、どちらが高いかといえば、平均値は、日本の方がうんと高いでしょう。ただし、優れた教師の数は、問題なくアメリカが多いし、能力もうんと高い、と断言できます。
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